びーぐるな日々

2006年 01月 17日

レジーヌ・クレスパン 夏の夜

ベルリーズの管弦楽作品やレクイエムは規模が大きくて騒々しくて、長く聴くのは御免こうむりたいが歌曲はまったく別世界で、特に「夏の夜」はなんともファンタスティックな作品である。
レジーヌ・クレスパンは薬剤師を目指していたのが挫折して声楽に転向したという変り種だがそれが結果的に大正解となった。
モーツァルトからR.シュトラウスまで幅広く、ブリュンヒルデまで歌っちゃう人だけどオペラが苦手な私は「夏の夜」だけで十分すぎる。

フランス語の歌曲はやはりフランス人でなければ出せないニュアンスがあると思うが、ここでのクレスパンのデリカシーあふれる歌唱は素晴らしいの一語につきる。
「ヴィラネル」のエンディングをこれほど魅力的に表現できる人はちょっと見当たらない。
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by biigle | 2006-01-17 20:11 | 古典音楽